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父親たちの星条旗
2006-12-05 Tue 22:32
タイムリーな映画も押さえておく必要があるかと。というより元からこういう重い映画が好き。コメディーは観ない。邦画も最近観ない。

(以下ネタばれがあります)

この映画の内容を一度みただけで、どの程度の人が理解できるのか気になるところだ。それぐらい複雑で難しい。まず時代が頻繁に行ったり来たりする。主人公は一人ではなく、それぞれの視点で一つの事象を捉える。
私が最も理解に苦しんだのは、インディアンの血筋である主人公が差別を受けるところ。料理屋で入店を断られることと、英雄と呼ばれる存在なのに身分相応の仕事や名誉を得られていないこと、復員することの中に隠れている差別はみんなどれも別物でひとくくりにはできないのである。しかし、映画の中で、同時に登場する。加えて、あたかもこれらが全て英雄に関連するように物語られるところに一種理解困難が生じる。

彼が復員するのは、英雄と呼ばれることに嫌気がさして社会的に希望を見出せず、厳しい環境に身をおいたほうが自分でいられるから、ではなく単に彼の血的に仕事が見つからないからだと大いに考えられる。

レストランに入れないのも、彼の血に関係がある。そもそも彼はインディアンである自分が英雄と呼ばれることに一切喜びを感じておらず、(たとえばインディアンの社会的地位向上に貢献した、など)自分が受ける社会的差別や語られない硫黄島戦の真実の重みに苦悩しているのである。

以上のような難問を抱えつつも、それが逆にただの戦争映画に終わらせない魅力ある映画になっていると考える。映画が矛盾の宝庫であればあるほど人の意見は分散していくものである。
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